HSP看護師は共感力があり、他人より些細なことに気づきやすいため、患者さんの気持ちに寄り添い看護する能力が高いです。
しかし
- 気を遣いすぎて精神的緊張が続く
- 共感力が高いが故に患者さんまたは同僚からの負の感情も受け止めやすい
- 人の頼みを断れず残業続き
- 激務・夜勤で体調を崩しやすい
など、病院での看護師の仕事はHSPさんにとって刺激が多すぎてしんどい思いをしてしまいます。
この記事では、
「大きな病院は自分に合わない」
「激務が少なく職員の人数が少ないクリニックで働きたい」
というHSP看護師が自分に合った職場に出会えるよう、求人情報の見方についてご紹介します!
HSP看護師がクリニックの求人情報で見ておいたほうがいい内容とは?
HSP看護師がクリニックの求人情報を見る際に特に見ておくべき項目が5つあります。
- 診療科・仕事内容
- 雇用形態
- 夜勤の有無
- 職員数
- 通勤方法
求人情報で見ておきたい内容①|診療科・仕事内容
クリニックは、基本的にはどの診療科でも診察の介助・バイタルサイン測定・採血・点滴・薬剤等備品の管理が仕事内容として挙げられます。
しかし、クリニックによっては手術・検査の介助を任せられることもあります。
消化器内科なら胃・大腸カメラ、眼科なら手術の準備・介助、術後ケアをしなければいけないクリニックもあります。
自分が働きやすい環境に出会うためには
- 自分ができる仕事内容は何か
- ルーティン業務が好きか
- 検査・手術を含む業務が好きか
をしっかりと自分の頭の中で整理し、自分に合った診療科と仕事内容を選ぶようにしましょう!
新しい知識や技術を身に着けることに不安がある方は、自分が経験したことのある診療科の中で得意なものを選ぶことをお勧めします。
環境が良ければ新しいことにも挑戦したいと思う方は、経験のない診療科でも自分らしく生き生きと働くこともできるでしょう。
私は後者で選びました。
経験のない診療科ですが、環境がよいのでそのまま働き続けています!
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求人情報で見ておきたい内容②|雇用形態
HSP看護師は、自分の心の状態によって雇用形態を選択することが大切。
無意識に周りに気を遣いすぎて毎日しんどい思いをし、週5日勤務では心身の回復ができない方は、正社員ではなくパート勤務を選択するのも1つです。
例えば、時給1,800円・1日8時間勤務のクリニックで週3日勤務した場合でも月17万円以上稼ぐことができます。
他にも看護師とは全く別の仕事や副業をしながら生活費を稼ぐこともできます。
HSPさんは無理して働くと、心と身体がどんどんと疲弊していき毎日楽しく生きていく力が失われていくので、無理をしない働き方を選択してみましょう!
パートの場合、求人情報に勤務日数が記載されています。
自分が働けるであろう勤務日数が書かれた求人をチェックすると良いです!
勤務日数が記載されていない場合は、面接時に聞いても良いですね。
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求人情報で見ておきたい内容③|夜勤の有無
有床クリニックは病院と比べるとベッド数が少ないですが、夜勤で不規則な生活になるのは変わりありません。
また有床クリニックでは夜勤も1人体制の場合が多いので、緊張やプレッシャーを感じやすくもあります。
HSP看護師は不規則な生活が長く続くとストレスを感じやすく体調を崩してしまうので、夜勤がないクリニックを選ぶことをお勧めします。
求人情報で見ておきたい内容④|職員数
職員数はクリニックによって大きく差があります。
職員数が40人近くいるクリニックもあれば、10人以下とかなり少人数のクリニックもあります。
職員数が多いクリニックは、看護師2人以上の体制で勤務する場合が多いです。
「大人数の職場は苦手だけれど1人体制は不安」
という方は、事務と看護師含め20人以上いるクリニックを選ぶことをお勧めします。
10人以下のクリニックは、基本的に1人体制の場合が多いです。
「誰かに見られていると緊張して上手く業務を進められない」
という方は、事務・看護師含め10人以下のクリニックを選ぶと良いでしょう。
私が勤務しているクリニックは、事務と看護師合わせて6人。
1人で診療の補助・採血・検査の介助をするのは大変ですが、大人数に囲まれて業務するよりはるかに楽です!
看護師1人 | 看護師2人以上 | |
---|---|---|
メリット | ・周りの目が気にならない | ・相談できる ・役割分担できる |
デメリット | ・看護師同士で相談できない ・外来患者や検査が多く入っている日は忙しい | ・自分の業務を見られているというプレッシャーがある ・気を遣いすぎて疲弊する |
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求人情報で見ておきたい内容⑤|通勤方法
HSPさんは刺激の多い混雑した電車が苦手な方が多いです。
そのため、クリニックへ通勤する際にどんな通勤方法があるのかを求人情報で確認しておく必要があります。
職員専用の駐車場や駐輪場を設備しているクリニックだと、自分の車・自転車で通勤することができ、電車という刺激の多い場を避けて生活することができます。
車や自転車がないけれど、電車やバスに乗りたくない方は、徒歩圏内のクリニックを探すことをお勧めします。
朝からどっと疲れをため込んでしまわないように、刺激を避けた通勤方法を選択しましょう!
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HSP看護師が自分に合いそうな求人が見つかった後にしておきたい行動とは?
クリニックの求人情報で自分に合いそうな職場が見つかった後、すぐに面接を申し込むのはやめましょう!
自分に合ったクリニックに出会うためには、求人情報に記載していること以外の情報を得る必要があります。
自分に合いそうな職場が見つかった後にしておきたい行動は3つあります。
- クリニックのホームページを見る
- クリニックの口コミを見る
- クリニック周辺まで足を運ぶ
自分に合いそうな求人が見つかった後にしておきたい行動①|クリニックのホームページを見る
クリニックのホームページには医師紹介や院内設備など、クリニックの雰囲気をつかめる情報がたくさん載っています。
自分が働きたいと思っている職場はどんな雰囲気であるかを事前に確認することが、自分に合った職場に出会えるきっかけとなります。
- 診療内容
→診ている疾患、往診の有無がわかります - 院内設備
→院内の清潔感やどのような検査介助をする必要があるかイメージできます - 医師紹介
→写真付きの場合院長の雰囲気を知ることができます
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自分に合いそうな求人が見つかった後にしておきたい行動②|クリニックの口コミを見る
クリニックのホームページを確認した後は、クリニックの口コミも確認しておくと良いでしょう。
口コミは良い評価を書いたものもありますが、悪い評価を書いたものが多いです。
すべての内容を鵜呑みにする必要はありませんが、クリニックの雰囲気を知るための参考材料にはなります。
- スタッフがどのように患者さんと接しているのか
- どのような患者さんが来院されているのか
- どのような患者さんが嫌な思いをされているのか
を知ることができ、クリニックに通院されている患者層や医師の診察方法を少しでも知ることができます。
私もクリニックの口コミを見ながら職場を探しました。
「全然話を聞いてくれない」と評価している方もいれば、「診察がすぐ終わるからありがたい」と評価する方もいらっしゃいます。
自分がそのクリニックで働きやすいかを考える材料になりますね。
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自分に合いそうな求人が見つかった後にしておきたい行動③|クリニック周辺まで足を運ぶ
自分に合いそうな職場が見つかった後、クリニック周辺まで足を運ぶことをお勧めします。
その理由は、クリニックに来院される患者層やクリニック様子を実際の目で見ることができるからです。
クリニックの中に入らなくてもある程度の雰囲気を知ることは可能です。
まずはクリニック周辺の町並みを歩いてみましょう。
- 子育て世帯が多いのか
- 高齢者が多いのか
- 大学が近くにあり学生が多いのか
- 街を歩く人は多いか
これらの情報だけでも、どの年齢層の患者さんが来院しやすいのかを知ることができます。
またクリニックの周辺を歩くと、クリニックが混雑しているか、閑散としているかを知ることができます。
混雑しているのに看護師1人体制だとかなり忙しいということがわかります。
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HSP看護師がクリニックの面接時に確認しておきたいことは?
自分に合いそうなクリニックが見つかり採用のために行う面接は、就職前にクリニックを知る最後のチャンス。
HSP看護師がクリニックの面接時に確認しておきたいことを5つご紹介します。
- 職場の雰囲気
- 何人体制で勤務をするのか
- 経験のない業務は指導してくれるのか
- 休憩時間の過ごし方
面接時に確認しておきたいこと①|職場の雰囲気
面接時はクリニックに実際に訪れて雰囲気を知ることができる絶好のチャンス。
受付では、事務の表情や態度からその人の性格を垣間見ることができます。
事務が2~3人受付にいる場合は、事務同士の会話の様子からスタッフ間の関係性を知ることもできます。
クリニックでは看護師だけでなく事務ともコミュニケーションの多い職場。
どんな雰囲気を持った方がいるか確認しておくことをお勧めします!
また面接時は院長や看護師と直接コミュニケーションをとれる機会。
実際に相手と会話をすることで、合う・合わないを感じ取ることができます。
面接後、
「このクリニックは自分に合っていないかも」
と感じた場合は、内定を受けずに無理せず辞退しましょう。
「看護roo!転職サポート」に内定辞退の伝え方や例文まで詳しく載っています!
辞退の仕方がわからず困っている方はぜひ参考にしてみてください。
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面接時に確認しておきたいこと②|何人体制で勤務をするのか
求人情報に何人体制で勤務をするか記載されていない場合があります。
そのような場合は、面接時に何人の看護師で診察を回すのかを質問しておきましょう。
何人体制で勤務するかを確認することで、自分が実際に働いた時の動き方をイメージすることができ、心の準備を整えることに繋がります。
また、クリニックによって
「午前診療看護師2人・午後診療看護師1人」
というように、時間帯によって看護師の人数が異なる場合があります。
時間帯によって勤務する看護師の人数が変わるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
面接時に確認しておきたいこと③|経験のない業務は指導してくれるのか
経験したことのない業務が仕事内容に含まれる場合は経験がないことを正直に伝え、指導してもらえるかを確認しておきましょう。
業務経験があると嘘をついてしまうと、就職後何も教えてもらえずに勤務が始まるかもしれません。
また指導があるのかを確認しておかないと、自己学習で技術を習得しなければいけないケースが出てくる可能性もあります。
新しい技術を身に着け、自分らしく働けるように指導の有無は確認しておきましょう!
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面接時に確認しておきたいこと④|休憩時間の過ごし方
クリニックは午前診療と午後診療の間の休憩時間が病院に比べとても長く、約2~4時間の休憩があります。
HSP看護師は、休憩時間にスタッフが1つの部屋に集まって同じように食事を取り会話をして時間を潰すのが大の苦手です。
そのため、2~4時間というかなり長い休憩時間をどう過ごせるかが重要になります。
午前診療後に一時帰宅できるクリニックの場合だと、
- 美味しいランチを食べに行く
- 散歩をしてリフレッシュする
- 家で仮眠をとる
といったように自分の好きなように休憩時間を過ごすことができます。
私は休憩時間に自宅へ戻り仮眠をとる派です。
しかし休憩時間も院内で過ごす必要がある場合は、周りのスタッフに気を遣ってしまい、心と身体を十分に休ませることができません。
休憩時間に自分の心身をしっかりと休ませたいHSP看護師は、休憩時間の過ごし方を面接時に確認しておきましょう!
まとめ
クリニックで働きたいHSP看護師が自分に合った職場に出会えるための求人情報の見方についてご紹介しました。
HSP看護師は、自分にとって刺激や負担となる仕事が少なく環境が良い職場だと、自分の能力を発揮することができます。
まずは今回ご紹介した内容を参考に、自分が職場に求めるものに優先順位をつけて求人情報を探してみてください!
あなたが自分らしく働ける環境に出会えますように…!